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マンネリは感じたけど5章からの展開は「つまらなくなかったよ」|ニューダンガンロンパV3感想【ネタバレあり】

いやー、面白かった。

クリアした直後の熱がそう思わせてるだけかもしれないけれど、シリーズ1面白かったと言いたい。

 

6章の感想

しかしまあ、当時賛否両論あった理由も当然わかる。

メタフィクションものって嫌いな人は嫌いだろうし。

しかも2のときとは違って、ある意味作品否定とも取れる演出だったから仕方ない部分もあるかもしれない。

自分は肯定派だし、そもそもこういうどんでん返しを求めてダンガンロンパをプレイしているのだけれど。

 

個人的にキツかったのは、赤松や百田のオーディションビデオ。

この2人に特別思い入れはなかったけれど、それでも「うわぁ…」って声が出た。

逆に過去作キャラ姿での云々は、単にオールスター感あって嬉しいだけだった。

別に苗木達自身があの言葉を言っている訳じゃないんだし。(そもそも苗木達があの世界に存在しているかというのはともかく…。)

 

キャラクター

キャラという話で言うと、王馬小吉のキャラクター性は本当に素晴らしかった。

正直2、3章と、過去作から代わり映えのしない展開に飽きていたところを、彼の嘘のお陰で4章あたりから再びモチベーションを上げてプレイできた。

王馬以外にも春川や夢野やキーボ(全員生き残りキャラだ…)みたいな、変化と成長が大きくみえたキャラが多かったのも良い。

フィクションとして作られたキャラクターだからこそ、ある意味他の作品よりも1番魅力的だったのかもしれない。

あれ?でも他の作品もフィクションってことになってるんだったか?

まあ、そういう曖昧なところもV3の魅力か。

 

ちなみに入間美兎が最初のお気に入りキャラだったのだけれど、下ネタがワンパターンなのと、いちいちくどいので評価がどんどん下がっていった。

というか入間美兎に限らず、今作下ネタ多すぎな気が…。

 

あとはモノクマーズの存在意義が最後までわからなかったのもマイナス。

結局ストーリーには絡んでこなかったし、終始テンポが悪くなるだけだった。

でも、山ちゃんの演じ分けはやっぱり流石。

 

ゲーム部分について

ストーリー以外のゲーム部分に関しては、ミニゲームが充実しすぎてちょっとビックリした。

しかも、ひとつひとつが結構面白いせいでハマってしまい、未だ全部に手をつけられていない。

特に育成計画の合間にあるシリーズを超えたキャラのやりとりは、それだけを見たさにプレイしてしまう。

 

裁判パートのミニゲームは、まあこんなもんかなと。

ウソダマが追加されたノンストップ議論は単純に選択肢が広がって面白かったし、議論スクラムは全員が参加してる感が出ることで議論中の数合わせみたいなキャラがいなくなって良かった。

ただし、ブレインドライブと理論武装は絶対に許さない。

 

まとめ

何にしても本作が優れたシナリオなのは間違い無いし、シリーズで初めて伏線確認のための2週目プレイをしたいと思った。

長いから全部やるかはわからないが…。

 

総評として、王馬小吉の言葉を借りるなら「つまらなくなかったよ」という感じで。